2013年05月07日
2013年04月24日
P226用樹脂ブリーチを使ってみた感想
先日に記載したG.A.W製P226シリーズ用樹脂ブリーチですが、自宅内やシューティングレンジへ
持ち込んでの射撃を繰り返してみて、諸所の見えてきた部分を書き連ねてみようと思います。
まず第一にこの結果は、ほぼ新品状態のP226E2へ樹脂ブリーチを組み込んだ場合による物です。
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2013年04月10日
G.A.W製 P226シリーズ用樹脂ブリーチを組み込んでみました
2013年02月07日
SC製ピニオンギアに交換してみました
今回、G.A.WさんよりSiegetek Concepts製G4 モーターピニオンギアを購入したので
DSGカスタムガンに使用しているEG-30000モーターのピニオン交換を行ってみました。
導入などは既にG.A.Wさんの方で紹介されていますが、今回私が行った取り付け手順を
ご紹介いたします。
ちなみに東京マルイ製EG-30000モーターは純正だとロングタイプとショートタイプの
2種類しかありませんが、これはSR-635用のグリップに合わせるためミディアムタイプへ
ダウンサイジングをお願いして加工してもらっています。
ピニオンを見るとだいぶ痛んでいますが、これは先日行ったSR-635のギア交換時に
ベベル側のシムセッティングを間違えてしまい、掛かりが浅い状態でドライブさせたため
気がついたときには状態になってしまいました(汗
というわけで早速、SC製G4モーターピニオンに交換したいと思います。
ピニオンの仕上げはSC製各種ギアと同じようなクロモリ鋼に熱処理が加えられた
物となっています。
まずはイーグル製ピニオンリムーバーを用いて純正のピニオンを抜き取ります。
電動ガンのカスタムを行う際、ベベルギアとピニオンギアの相性問題や磨耗したピニオンを
交換する必要が出るケースがあるので一つ持っておくと何かと便利な一品です。
マルイのピニオンはモーター軸に対してそれほどキツイ圧入ではないので
比較的容易に取り外せます。
取り外したピニオンを見ると回転方向に向かって渦を巻くように歯が変形しています(汗
ここで取り外しとは逆の手順で取り付け・・・と行きたいところですが、SC製ピニオンギアは
海外使用のハイパワーカスタムに対応するよう、圧入が凄まじくキツイ仕様になっており
そのままでは取り付けが出来ず、無理をすれば軸を曲げてモーターを駄目にするリスクがあります。
製造、販売元のSC社ではモーターピニオンへ100~120℃の熱を加えてから圧入する
焼きばめ加工を推奨していますが(G.A.Wさんでも導入紹介で焼きばめを行っています)
それを行うと二度と取り外しが利かない仕様になってしまうので、シャフトの外径を落とす
研磨加工を行うことにしました。
このように万力などでモーターをクランプしたら、私がモーター慣らしでよく利用している
単三電池二本を直列で繋いだ電源に接続します。
スイッチを入れてモーターが回り始めたらヤスリでピニオンを圧入する部分を研磨しますが
このとき一気に削ると削りすぎてしまい、ピニオン内径に対してシャフトがブカブカになるので
加工する際には撫でるように少しずつ削っては現物合わせで慎重に行います。
そういう意味では今回の研磨方式より、焼きばめ方式が手っ取り早いと言えます。
慎重に作業を行い、無事ピニオンがEG-30000へ取り付けられました。
SC製ピニオンギアとベベルギアへの相性は東京マルイ製ピニオンとほぼ互換との事なので
SC製ギアだけでなく、各社カスタムギアへの相性も期待できそうです。
2013年02月02日
カスタム依頼品 東京マルイ製M4A1 R.I.S
カスタム依頼として東京マルイ製のSTD電動ガン、M4A1 R.I.Sを預かっていました。
元々、中古で購入したとの事でそれから数年ほどノーメンテで使用されていたようです。
カスタム内容は
・レスポンス重視メカボックス
・サイレントカスタム
・2ステージトリガーカスタム
・L.D.F-HOPカスタム
とほぼフルコンプリートカスタムな内容ですが、更にバッテリーケーブルを
フロント配線からストックチューブINに変更して欲しいとの事でした。
まず、内部チューンのためメカボックスから着手します。
中を開けてみると、元が中古品とは思えないほど良好なコンディションで
このままでも十分使い続けられる状態ですが、カスタムのため殆どの部品を
強化品などに交換していきます。
メカボが一段落したら次はチャンバーのHOPカスタムに移ります。
フレームが純正品のため、今回は敢えて純正チャンバーをベースにフラットホップを施します。
これにより、僅かな調整でも0.2g~0.3gまで伸び弾道でかっ飛ばせます。
メカボ、チャンバーと内部カスタムが終了したらバッテリーケーブルをストックパイプへ
納める加工を行います。
純正のM4フレーム、ストックパイプはそのままだと素直にバッテリーINが出来ないため
フレームへの切削加工とストックパイプを社外品に変更します。
まずはロアフレームへ配線の逃がしとなるスリット加工を行い、ストック基部の短縮化と
ストックパイプとの間にケーブルが通しやすいように削り込みを入れます。
また、ストックプレートも純正品を使用するためこちらにも溝を作っておきます。
ストックパイプはG&P製Bタイプフレーム互換の物を使用しており、内部には
FLAME製LiFe9.9V 800mAhのスティックバッテリーを内蔵可能にしています。
ヒューズには繰り返し使用可能なミニサイズの20Aサーキットブレーカーを装着しています。
最後にスライドストックやレイルパーツのガタ取りを行ってカスタムは完成です。
初速は0.2g使用時で93m/s前後に収まり、サイクルも秒間19.5発とややハイサイ寄りの
セッティングに落ち着きました。
重量もフレームが純正品のためバッテリー込みでも3kgを下回り、静かに素早く
斬り込んでいける強力なアタッカー用アサルトライフルとして完成しました。
2013年01月26日
PPSL参加者のカスタムライフル タケダさんのSR-2
前回のシオジャケさんのカスタムガンに引き続き、今回はタケダさんのSR-2カスタムについて
紹介致します。
一見すると元がSR-2とは思えないほど徹底的にカスタムされた力作で、撮影した私自身も
部分的な特徴を見てやっとベースの銃が分かったほどでした。
元のレシーバーを完全にカバーしたデザインのオリジナルストックに突き出たマガジンなど
ボルトアクションと言うよりも、大口径のセミオートライフルと言った印象でしょうか。
装具品もライフルスコープ、スイング式バイポッド、レーザーサイトなど競技用と言うよりも
タクティカルライフル風といったスタイルになっています。
レシーバー部分は延長したサイズに合わせてロングサイズのマウントレールが装備され
10m用にパララックスを補正するためキャントが設けられています。
突き出たマガジンには給弾能力が無く、実際には純正品と同じくストック先端に装備された
APS-2タイプのマガジンを使用しています。
グリップ部分はSR-2に装備されているAR-15タイプではなく、APS-1 GMタイプの
大型グリップがアセンブルされており、さらにレーザーサイト用のプレッシャースイッチが
貼り付けられています。
黒一色のデザインに貼られた白いワルサーバナーシールが良いアクセントになっています。
ストック部分はよく見るとG36系のフォールディングタイプをベースにチークピースや
バットプレートにモノポッド類をスクラッチして装着されています。
バットプレートは上下に稼働する物が使用されており、ファインベルクバウの
M600シリーズの物を選ばれているように見えます。
元が入門用として作られ、ややオモチャ然とした印象のSR-2を徹底的に改修し
まるで別物という次元までカスタムされていました。
外装カスタムもただハッタリを効かすというだけではなく、細かい部分を見ていくと
まさしく競技用として成立する構造となっており、製作者の銃に対する思い入れが伝わってくる
素晴らしいカスタムだと思いました。
2013年01月23日
PPSL参加者のカスタムライフル シオジャケさんのAPS-2
赤羽のフロンティアさんを会場に毎月開催されているPPS-Lですが、毎回参加される方の
気合が入ったカスタムガンを目にする機会が多く、今回は第25回PPS-Lに参加された
シオジャケさんが愛用するAPS-2カスタムガンを取り上げたいと思います。
ストックは合板による完全オリジナル設計の物を使用されており、チークピースとバットプレートは
フック付きの物にフルアジャスタブル機能を併せ持つなど、競技用スモールボアライフルと
同等の機能を有しています。
サイトシステムはAPS-2純正のマウントベースにライフルスコープを搭載しています。
グリップ、フォアエンドにも工夫が施されており、フォアエンド部分はサポートハンドの
位置決めを行うための形状をしており、前後上下の調整機能を有している様に見受けられます。
グリップは射手に合わせて親指が収まる部分に窪みを入れられており、安定した
グリッピングが可能になっており、トリガー部分も社外品のカスタムパーツが組まれています。
ストック側面に持ち主を表すステッカーも貼られていました。
ストック先端にはシャークマウスをあしらったシールが貼られており、アウターバレル先端は
オープンサイトを取り付けるためのサイトベースが装備されています。
APS-2シリーズの元となったSTYER SSG 69は精密射撃競技へ用いるには
お世辞にも機能が十分といえないストックや、手が小さい人には握りにくいグリップなど
インターフェースに置いて幾つかの難点がありますが、これをオリジナルストックで解決を図った
シオジャケさんのアイデアと技術力には感心しました。
2013年01月18日
SR-16 MRPのストック交換&ガタ取り加工
先日に行ったSR-635のストック交換カスタムに引き続き、今度はサバゲや各種射撃会でも
使用しているMRPのストック交換カスタムを行いました。
使用したストックはSR-635に標準で装着されていたVFC製のLMTタイプストックで
HK416タイプストック装着により不要となった為、お下がりで移植する事になりました。
使用しているロアフレームはG&P製の物ですが、ストックパイプインに対応した
Bタイプフレームではないので、まずはストック基部へ大幅に加工を入れます。
この時点でフレームの塗装が大幅に削れていますが、ストックチューブと後述の
ストックスリングアダプタを装着すればほぼ見えなくなるので見なかった事に・・・(汗
加工後、G&P製ストックスリングアダプタとストックチューブを装着し
それに合わせてバッテリーケーブルのハーネスも作り直しました。
フレーム側の加工も少々手こずりましたが、それ以上にストックパイプインの
ケーブル製作で長さ合わせにだいぶ時間を費やしました・・・
このままストックを装着すれば完成・・・と行きたい所ですが、スライドストック系は
作動性を確保するため、ストック内部とストックチューブの間にクリアランスがあり
物によっては相当なガタツキが発生します。
今回ストックとチューブの外径と内径を測った所、ストック内部のチューブが通る
箇所の内径が29.4mm、ストックチューブの外径が28.6mmと約1mm程の
クリアランスがあったため、画像のように細く切り出した厚さ0.5mmのプラ板を
ストック内部の左右に貼り付けました。
これによりストックの伸縮を妨げることなく、ガタツキを大幅に削減できました。
ストックを交換して、生まれ変わったSR-16 MRPです。
構えたときや頬付けの確実性を取れば、以前までの仕様だった固定ストックですが
装着してあるマウントとストックの高さが私の顔と合っておらず、長時間の射撃となると
首が回らないくらい痛めた事もあったのでやむを得ず今回の交換作業となりました。
LMTタイプストックのようなオニギリ形状のチークパッドは、頬付け位置が下がる事で
光学機器をよりローマウント出来る利点もあるのでマウントリングの組み合わせに
幅が広がるというメリットがあります。
従来の欠点だったストックのガタツキも、今回の加工でほぼ無視できるレベルまで
削減できたので、今後も今まで通り精密射撃に使用できる状態となりました。
私信
先日、オーナーへメッセージでメールを飛ばして頂いた方へ
記載されているメールアドレスが間違っており、返信が返せませんので
見て頂いていたら再度、メールアドレスを送って頂ければと思います。
2013年01月15日
SR-635のストック交換と内装変更
以前にクラッシュしたDSGハイサイ機のSR-635ですが、内部パーツの交換だけでなく
バッテリースペースの制約を無くすため、G&P製HK416タイプ固定ストックを導入しました。
見た目は小降りですが、中は仕切がないがらんどうの作りなのでラージサイズバッテリーも
楽々収納できる構造になっています。
さて、内装はと言うと軸が折れたスパーの替わりにSiegetek Concepts(以下SC社)の
GS-R-C - Revolution Gear Set を導入し、それ以外は全てそのままにしてあります。
SC社のギアはマルイと異なり、ベベルではなくセクターギアを共通規格にする事で
ベベルとスパーギアの組み合わせでギア比を変更する設計となっています。
なので、セクターのDSG単品で使用する場合はマルイ純正の18:1となるギアと
組み合わせないとギアが上手くリンクしない場合があります。
今回のRevolution Gear Setは組み合わせる事で14.09:1となります。
今回もサイクル測定を行ってみました。
上の波形図がA123S製9.9V 1100mAh Lifeバッテリーを使用して約41発/s
下がFLAME製9.9V 3000mAh Lifeバッテリーを使用して42.5発/sとなりました。
結果からみると以前までの仕様と比較して、A123Sバッテリーでは-1発/s
FLAMEバッテリーでは-2.5発/sのサイクルダウンとなり、更に以前まではなかった
モーターの発熱も顕著に見られ、増大した負荷にモーターが追いついていないように見えます。
これほどのセッティングになると、半端なバッテリーではオーバーロードを起こしてしまい
現にA123Sバッテリーでは発熱が見られかなりの負荷が掛かっていました。
この辺を見越してのストック交換でもあったのですが、モーターも変更する必要も出たため
さらなるアップグレードが必要に感じました。
2012年12月18日
Vショーが終わって
先週末に開催されたVショーにて土曜参加のS.B.I & G.A.Wブースで売り子を
やらせて頂いてました。
そこでG.A.Wより販売していたDSGギアのデモ用として、自前のSR-635を持参していき
来場されたお客様に大変好評で嬉しい限りでした。
夕方近くまでは快調に動作していたSR-635も突然動かなくなり・・・
何が悪いのかと各部を確認してみると、途中から取り付けた大型バッテリーの加重に
ケーブルのハンダが耐えきれず自重崩壊してしまいました。
と言うわけで帰宅後に補修を行おうと思ったのですが、念のために内部も確認する事に。
パカッと開けてみると特に変わった様子はなく、やはり断線のみと思っていると・・・
スパーの軸がぼっきり折れていました(汗
流石に一日であれだけ動かせば無理もないと思いますが、ギアその物は今年一年
DSGと併用して酷使してきた物なので逆に良く持った方と言えるかもしれません。
ちなみに内部のギア構成はVFC純正ベベル&スパーにDSGセクターです。
他には特に目立った箇所はなく、強いて言えばシリンダーヘッドの干渉部分が
ダメージを受けていたぐらいでしょうか。
ソルボ部分がかなり痛んでいるように見えますが、実際はノズルに当たる部分が
消耗しているのとサークルカッターを使わず、適当に切り出して貼り付けたため
歪んでいるように見えるだけです。
今年一年で恐らく3万発前後撃ち込んできており、内部ギアの破損など良い機会なので
今後は補修品や換えのパーツを用意して再アセンブルしてみようと思います。