2012年11月18日
Pencott Green zone & Multicam 比較フィールドテスト
先日に書いたMolay M.U.D製Pencott Green Zoneと比較対象でMulticamを加えた
フィールドテストを行ってきました。
場所は近所の山林で前日の土曜に大雨が降り、地面の状況などが心配されましたが
水はけが良かったのか特に問題なく撮影できました。
Multicamの隣にPencott Green Zone(以下Pencott GZ)があるのが見えるでしょうか?
Multicamは暗所に置くと白く浮き出るホワイトスポットとして目立っていますが
Pencott GZは上手く地面に溶け込んでいます。
どこにPencott GZとMulticamが置かれているでしょうか?
ここでもMulticamはホワイトスポットになってしまっていますがPencott GZは・・・?
両者とも上手く溶け込んでいますが・・・さて何処でしょうか?
ちなみに上記二枚ともPencott GZ、Multicamの両方を置いた状態で撮影しています。
今回、Pencott GZとMulticamの比較撮影をしてみて気づいたのは得意としている
シチュエーションが全く異なっており、片方が消える場合は片方が浮き出て
逆もしかりという感じです。
Pencott GZは日陰になっているブッシュ、または苔生した岩場などが得意という具合で
膝ぐらいの高さがあるブッシュならば、そこに寝ころぶだけで殆ど分からないぐらいの
高い迷彩効果を発揮していました。
そしてMulticamはPencott GZとは正反対で明るめのブッシュ、ないしは枯れ木など
緑よりも白色が強く出ている場所で迷彩効果を発揮しているという感じです。
ただし、両者とも枯れ葉が敷き詰められた地面といった茶色成分が強い
シチュエーションに対しては弱点となっている共通点も見られました。
緑が薄くなってくる秋~冬のシーズンですと、どちらかと言えばMulticamの方が
汎用性が高いと言えますが、今回のように日陰が多くブッシュも残っている地域だと
Pencott GZも十分なアドバンテージを発揮できていると言えます。
春以降の緑が濃くなってくる季節では、Pencott GZが得意とする場面も多くなる事が
十分に考えられ、春~夏用迷彩としては驚異的な活躍をすると思われます。