2013年04月10日

G.A.W製 P226シリーズ用樹脂ブリーチを組み込んでみました

G.A.W製 P226シリーズ用樹脂ブリーチを組み込んでみました

G.A.Wが試験的に製造している東京マルイ製P226シリーズ用
樹脂ブリーチブロックを組み込んでみました。

使用したエアソフトガンはP226 E2ですが、共通規格なのでP226Rにも
問題なく取り付けが可能との事です。


以下より、導入までの手順を紹介いたします。



G.A.W製 P226シリーズ用樹脂ブリーチを組み込んでみました

まずはフィールドストリップの手順にのっとってスライドを取り外します。
その後バレルユニット、リコイルスプリングユニットも同時に取り外して起きます。


G.A.W製 P226シリーズ用樹脂ブリーチを組み込んでみました

純正のブリーチブロックはスライド後端にネジ止めされているので
こちらをドライバーなどで取り外してあげます。

尚、こちらのネジはリアサイトの固定も兼ねているので外す際はパーツの紛失に
注意してください。

固定してるネジを取り外せば、後はスライド内に填まっているだけなので
指でスライドを少し広げながらゆっくり取り外してあげます。
意外と硬く填まり込んでいるので無理にやるとスライドを割る危険性があります。


G.A.W製 P226シリーズ用樹脂ブリーチを組み込んでみました

ブリーチブロックを取り出せたら、シリンダー、シリンダースプリング等を
抜き出した後、内部のピストンカップも取り外してあげます。

ピストンカップは台座となるネジに填まっているだけなので、スポッと抜き取れば
台座のネジが露出するのでそちらをドライバーで取り外します。

画像の真ん中に写っているネジはシリンダーの動きをサポートする
ガイドパーツを固定するためで、今回は不要なのでそのままにしておきます。


G.A.W製 P226シリーズ用樹脂ブリーチを組み込んでみました

分解したブリーチブロックのパーツ一式です。
細かいネジや転がりやすいシリンダースプリングなどの紛失に要注意です。


G.A.W製 P226シリーズ用樹脂ブリーチを組み込んでみました

ここで純正のブリーチブロックと導入する樹脂ブリーチブロックの比較をしてみます。

純正は亜鉛ダイカストの塊のため結構重量があり、手持ちの機材で計測すると
約50gであり、それに対して樹脂製は6~7gと非常に軽量であることが分かります。


また細かな形状を見ると、ピストンカップを固定するガイド部分が純正は丸型ですが
樹脂タイプは隅を丸めた十字型になっており、シリンダー動作に対してフリクション低減を
狙った構造になっています。

3Dプリンターによる造形の為、表面がざらついた感じになっていますが
逆に内部においてはグリス溜りの効果も見込めそうです。


G.A.W製 P226シリーズ用樹脂ブリーチを組み込んでみました

それでは、これより組み立てを開始します。
まずはブリーチにピストンカップの台座となるネジをねじ込み、カップを取り付けます。

亜鉛と違い、樹脂のためネジ止めの際に力をかけ過ぎると割る恐れがあるので
あまり閉めこまずに最後はネジロック剤で固定します。


G.A.W製 P226シリーズ用樹脂ブリーチを組み込んでみました

カップを取り付けたら、ブリーチへシリンダー周りを組み込みます。

シリンダースプリングを組み込む際、ガイドとスプリングに方向があるので
間違えないよう組み込みます。


追記:
3Dプリンターによる造形の為、表面がギザギザしておりマガジンを挿して動作させる際
シリンダースプリングがざらつきと干渉して噛み込む恐れがあります。

組み立ての際には、シリンダースプリングと接する面をヤスリで軽く研磨してあげれば大丈夫です。


G.A.W製 P226シリーズ用樹脂ブリーチを組み込んでみました

ブリーチブロックの組み立てが終わり、スライド内に取り付けたら
最初に外したネジ二本でリアサイト共々、固定します。

こちらのネジはリアサイト側に設けられたネジ穴にねじ込みますが、皿ネジの頭で
ブリーチブロックを固定するので、こちらもあまりきつく閉めずにネジロック剤を使用します。


G.A.W製 P226シリーズ用樹脂ブリーチを組み込んでみました

固定も終われば、バレルユニットとリコイルスプリング一式を組み込んで
スライド側を組み立てます。


G.A.W製 P226シリーズ用樹脂ブリーチを組み込んでみました

完成した樹脂ブリーチ組み込み後のP226 E2です。

ハンマー側から見るとガッツリ樹脂パーツ部分が見えますが、エジェクトポートからでは
シリンダーの方が多く露出しているため、ほとんど目立ちません。

組み込み後の試射ですが、純正と同じフルストロークのブローバックでも
まったく壊れる気配も無く、なによりもブリーチ部分の軽量化による反動抑制が効いており
ワンハンド保持でのラピッドファイアでもサイト維持が容易でした。

既に何名かのスピードシューターの方々も試されているようですが、私は競技よりも
サバイバルゲームでの活用をメインに、実戦データを取ってみたいと思います。

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Posted by ハンク  at 22:31 │Comments(0)カスタム関係

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