2014年05月20日

ARES Amoeba M4カスタムガン製作

ARES Amoeba M4カスタムガン製作

今回は、今月に入手したARES Amoeba タクティカルギアコンバットライフル ミドル
のカスタム製作記事になります。

今回のカスタム製作における概要は

・セミオート射撃時のレスポンス強化
・トリガーストローク短縮による連続射撃時の追従性強化
・過電流による基盤トラブル防止策

以上、3項目をメインにチューニングを行いました。



ARES Amoeba M4カスタムガン製作

まずメカボックスのギア構成は

ベベルギア:TM純正HC用ベベルギア
スパーギア:SHS製スパーギア
セクターギア:ARES純正セクターギア

というレシピにてセッティングを行っています。


シリンダーアセンブリは純正のバイオレンス(笑)ピンクシリンダーを破棄し、代わりに
TM純正M4用シリンダーを使用し、抜け止め加工を施したARES純正ピストンに
G.A.W製FRUS-Oリングを採用した構成にしてあります。

また、ノズルとチャンバーの位置関係を最適化したアキュラシーカスタムも施しました。


ARES Amoeba M4カスタムガン製作

ちなみにセクターギアですが、本来ならばネオジム磁石を固着させたSHS製ギア(画像内左)
を使用する予定でしたが、組み込み後の試射でギア検出に何らかのエラーが発生したのか
セミ、フル問わず常にバースト射撃となってしまった為、あえなくARES純正ギアを使用する
という経緯がありました。

今回の問題については今後、実験用に新たな個体を用意して検証していきたいと思います。


ARES Amoeba M4カスタムガン製作

続いて、トリガーのショートストロークカスタムを紹介致します。

ARES製電子制御メカボックスのEFCSは、トリガー入力を汎用品のマイクロスイッチを使用し
カットオフカムに依存しない構成の為、理論上トリガースイッチがONになるギリギリまで
ストロークを詰めることが可能です。

今回はトリガー基部に1.5mmのプラ板を接着してストロークを短縮しますが、そのままでは
セレクタープレートに設けられたセイフティーバーと干渉する為、その分だけトリガー側を
研磨する事でトリガーストロークを短縮しつつ、トリガーセイフティも機能させています。


ARES Amoeba M4カスタムガン製作

最後の項目、過電流対策としてバッテリー側には繰り返し使用可能なヒューズとして
20Aサーキットブレーカーを採用しています。

バッテリーコネクタも、一般に市販されている各種バッテリーが使用出来る汎用性と
大出力バッテリー使用時にコネクタがボトルネックにならぬよう、T型コネクタ&JST型コネクタ
という2Way方式と致しました。

元のバッテリーケーブルも堅い被覆のケーブルだった為、ストックの伸縮が非常にやりづらい
構成でしたが、こちらを柔軟性に優れるケーブルへ変換したのでストックポジションを
自由に設定することが可能になりました。


ARES Amoeba M4カスタムガン製作

チャンバーはHOPパッキンをTM純正に置き換え、HOPレバーも当初はARES純正を
加工しようと思いましたが、丁度手持ちにあった3DプリンターによるMADBULL製チャンバー用
HOPレバーがそのまま使用できたので、押し込み量を調整して組み込んであります。


ARES Amoeba M4カスタムガン製作

初速はG&G製 0.2gバイオBB弾使用時に最大値で91.9m/sと十分な数値が得られ
法定上限に対しても十分なマージンを取った環境となっています。


ARES Amoeba M4カスタムガン製作

以上で、今回のARES AmoebaシリーズM4のカスタムガンは完成となります。

セミオートレスポンスを追究し、トリガーフィーリングも併せてカスタムしたことにより
リチウム系といった高出力バッテリー使用時は勿論のこと、8.4Vのニッケル水素バッテリーでも
十分な高速セミオート射撃が可能となり、サバイバルゲームは元より各種シューティングマッチでも
扱いやすい一丁に仕上がりました。

今後は実射テストで、各種グルーピングチェックや遠距離での弾道安定性を確認したいと思います。




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Posted by ハンク  at 23:36 │Comments(2)カスタム関係

この記事へのコメント
非常に分かりやすい記事で、こちらを拝見したのち思わずefcsメカボをポチってしまいました。本文中でトリガーリーチを詰めたときにセーフティ機能と干渉してしまうとの記載がありますが、まさに同じ課題にぶつかっています。対策としてトリガー側を研磨されたとありますが具体的にはどの部分をどのように処理されたのでしょうか。何卒宜しくお願い致します。
Posted by サスライ at 2016年02月26日 10:25
記事大変参考にさせて頂きました。
磁気の検出は結構シビアなようです。検出エラーだと、セミフルどちらも一定時間モーターに通電して止まる動作になります。
問題のSHS製と同型のギアセットで組んだところ、シム調整とセンサーを少し押し込むなどして、クリアランスを減らしてやらないと動作しませんでした。
Posted by subaru at 2016年06月24日 03:35
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