2014年09月17日

ARES Amoeba M4-CCPカスタム



以前カスタムを紹介したARES Amoeba M4に引き続き、Amoebaシリーズ最短縮モデル
Amoeba M4-CCPと今回施したカスタムをご紹介します。

今回のモデルはいわゆるM4系のカービンレングスモデルではなく、ストックを排除して
ハンドガード部も極限まで切り詰めた、マシンピストルに属するデザインとなっており
強化樹脂製フレームの恩恵もあってか、小型、軽量、高火力と三拍子揃った作りとなっています。





バッテリーストレージは、アッパーレシーバー上部に増設されたフラットトップレール部の
内部に設けられており、コンポーネントのアクセスには先端部分のロックを解除することで
蓋となるパーツが前方へ抜き出せます。

ちなみにこちらのストレージですが、内部はリブなどが突き出た形状のためニカド、ニッスイ系の
缶セル系は問題ありませんが、板セルタイプの各種リチウム系バッテリーだと横幅の都合で
内部に納めることが出来ませんでした。

こちらのストレージスペースを使用する場合、画像の通りニカドもしくはニッケル水素の
ストレートタイプバッテリー専用と言えます。




アウターバレルはハンドガード途中で切り詰められており、マズル先端にはネジ山を保護する
マズルカバーが取り付けられています。

ハンドガードの内径は実寸で36mm程なので、直径35mm程度の各種デバイスであれば
ハンドガード内部にサプレッサーを内蔵させることも可能です。

尚、こちらのモデルはネジのサイズこそφ14mmですが、ピッチ方向が逆ネジではなく
正ネジとなっているのでハイダーやサイレンサーを取り付けたい場合は注意が必要です。

またインナーバレル長は100mm程です。




アッパーレシーバーのフラットトップレール部もレシーバーと同じく強化樹脂で生成されており
前後には簡易的なオープンサイトが設けられています。




本来ならばストック基部となる部分は、エンドキャップを取り付け突き出しの無いデザインへ
改められており、そこへネジ止めでスリングスイベルが取り付けられています。




レシーバー反対側のエジェクトポート付近は、フォワードアシストノブ、ダストカバーの無い
すっきりしたデザインとなっており、他のM16系と同じくチャージングハンドルを引くことで
ダミーボルトが後退、HOPチャンバーへアクセス出来ます。




気になる初速ですが、当初はマシンピストルサイズなので大したことは無いだろうと
思っていましたが・・・マルイ製0.2g使用、ほぼ最低状態のHOP設定で画像の数値を叩き出し
HOPを調整しつつ最大値を探ったところ、89m/s台を記録するなど異様にパワフルでした(汗




これより分解を行っていきますが、今回の機種はバッテリーケーブルの関係から
アッパーとロアのみ分割する際にもバレル基部ごと分解する必要があります。

基部を固定するバレルナットは独自形状となっていますが、こちらは各種URX2用
インストールツールがあれば取り外すことが可能です。

今回は基部が見やすいよう、ハンドガードを取り外していますがハンドガードがついたままでも
直接ツールを差し込んでバレル基部を取り外すことも可能です。




次にレシーバー後方のエンドキャップも取り外しておきます。
こちらは六角ネジ一本で止まっているだけなので、容易に取り外せます。

奥に見えるスプリングガイドは後方から抜き出せるタイプで、後述するレシーバー加工
を行えばこの状態から引き出すことが可能になります。




この様な状態となれば、後は他の機種同様にメカボの取り外しが行えます。
シリンダーが以前のAmoeba M4と違い、バイオレンス(笑)ピンクから表面がメッキされた
ステンレスっぽいシリンダーになっていました。

加速ポート位置から仕様はM4タイプ互換と思われます。




他のM4タイプと同様にメカボックスを取り出します。
以前のAmoeba M4との相違点として、モーターケースの色が黒から銀色となっていますが
内部の仕様に違いはなさそうでした。

また、スプリングガイドを引っこ抜いてみると相変わらずのスプリングカットによる
デチューン仕様バネが出てきますが、レート自体はM120以上の堅いスプリングと
未カット状態では、100mmクラスのバレルでも相当な出力が出ていたと思われます(汗




メカボックス内部はほぼ変わらずと言ったところですが、セクターギアのみ
3枚カットされたハイサイクル仕様となっていました。
(ギアその物は18.72:1仕様)

セクターギアに埋め込まれているパーツはAmoebaシリーズ全般に実装されている
ARES独自の電子制御システム「EFCS」によるギア検出を行うための磁性体で
トリガー周囲に見える制御基板など、従来のカットオフレバーを廃した構造のため
構造上セミオート射撃によるトリガーロックといった現象が起きない設計となっています。

トリガー入力も見慣れた接点方式から、マイクロスイッチ式に置き換えられているため
スイッチ入力がなされるギリギリまでトリガーストロークを詰めることも可能になっており
工夫次第では従来構造の電動ガンと比較して、遙かに追従性の高いセッティングが
可能となります。




それでは、本題のカスタム作業に入ります。

今回のセッティングも以前と同じく「ハイレスポンスチューン」を施し、同時にトリガーへも
ショートストローク加工、一部パーツが映っていませんがライトトリガープルカスタムも
行ってあります。

ギアはセクター部分に磁性体を埋め込んだEFCS用カスタム品で、ストロークも
元の13枚タイプからフルストロークの16枚タイプへ変更してあります。


メインスプリングも純正品からカスタム品へ交換したため、初速はほぼサイズ通り
となりましたが、元のセッティングが内部へ多大な負担を強いていたので耐久性の面からも
有効な手立てとなります。

尚、現行セッティングで東京マルイ製ベアリングバイオ0.2g使用にて66m/s程です。




トリガー部分はガタ抑制のため、写っている片側のみ0.3mm厚のギア用シムを
組み込んで有り、トリガーセッティングもストローク長1.5mm、トリガープルは80gと
破格のフェザータッチ仕様としてあります。

先の「ハイレスポンスカスタム」とこちらのトリガーカスタムを組み合わせることにより
ニッケル水素バッテリーでも、リポバッテリー使用時に匹敵する射撃レスポンスを実現し
トリガー操作の追従性からセミオートでもフルオート並みの火力を実現出来ます。




ちなみにEFCSに対する磁性体の組み合わせとして、以前にAmoeba M4のカスタムを行う際
ギア検知に何らかのエラーが発生し、常にバーストモードとなる暴走事例がありました。

そこで対策のため、各種実験を行い正常に作動する磁性体とそうで無い磁性体の吸着力を
比較したところ、右のM4-CCP純正ギアの場合およそ300g、左のVFC製ギアへ市販品の
ネオジム磁石を装着、測定すると500g以上の吸着力を示し、組み込んでみるとやはり
以前と同様の暴走事例を引き起こしました。

そこで、取り付ける磁性体の吸着力を正常に作動するレベルの300g程まで落とし込んでみると
問題なく作動することが分かり、今回の不具合は磁性体の磁力が原因と判明しました。

今回のカスタムで使用したギアも不具合を引き起こした市販品のネオジム磁石ですが
同様に吸着力の調整を行っており、こちらもまた正常に動作するようなっています。




更にメカボを取り出さなくともスプリングガイドへアクセス出来るよう、レシーバーの一部を削り
そのままスプリングガイドを取り外せるようにしました。




以上で、Amoeba M4-CCP モデルの紹介とカスタム内容になります。

今回はカスタム目的と言うよりも、今後EFCS搭載機のカスタムガン製作において
各種テストヘッドとしての意味合いが強いですが、実戦テストも兼ねて
都度カスタム内容を変更してゲームでも投入していこうと思います。






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Posted by ハンク  at 01:57 │Comments(3)カスタム関係

この記事へのコメント
すばらしい銃ですね!!初速を90まで上げてもらい、ぜひ売って欲しいです。
Posted by 古田 at 2014年09月21日 09:26
お褒めを頂きありがとうございます(^^

こちらの個体にて、初速を90m/s台まで引き上げるとなりますと
私自身が得意としている「ハイレスポンスカスタム」を用いても若干
レスポンスが犠牲となりますが、セッティング自体は可能となっています。

個人チューナーレベルですが、カスタム相談や販売も可能ですので
宜しければ「オーナーへメール」の欄からご一報頂ければと思います。

また、9/23に都内で開催されます第74回ビクトリーショーにて
5F 5I 76~78の「補給コマンド」様ブース内で出店致しますので
来場が可能でしたら、そちらでご相談を承ることも可能です(^^
Posted by ハンクハンク at 2014年09月21日 16:23
ネオジウム磁石の磁力落とすのはどう行いましたか?焼きましたか?ゆでましたか?
Posted by coyote at 2015年04月08日 12:07
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