2012年11月14日

Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

最近注目されている新型迷彩Pencott Green ZoneパターンのBDUです。

現在、世界各国の数カ所でPencott生地を用いたBDUが製造されていますが
今回取り上げるのはインドネシアにあるMolay Military Uniform Division(以下Molay)
で製造販売されている物になります。

ちなみに生地その物はイギリスにあるHyde Definition社で製造されており
今回のPencott Green Zoneの他

乾燥地域用のPencott Badlands
砂漠地域用のPencott Sandstorm
雪原地域用のPencott Snowdrift

以上全四種類がリリースされています。

尚、各種パッチが取り付けられていますがこちらは全て私物になります(笑


Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

生地の材質にはナイロンとコットンを50:50で使用しており、非常に軽く
着心地も良い作りになっています。
更にアメリカ製とは違い、イギリス製の生地なのでNIR加工が施されています。
(ナイロンコットンとは別のポリコットン生地製品には施されていない事例もあるそうです)


Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

生地には迷彩パターンに合わせるような形でHyde Definition社製である事を示す
HDのマークとPencottの文字が入れられています。


Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

BDUの上着にある襟の裏にMolay製を示すタグとサイズ表が記載されています。
今回私はLarge Regularサイズを注文しました。

尚、リリースされているサイズの各寸法は

胴回り

X-small      96cm
Small       104cm
Medium     116cm
Large       128cm
X-large      136cm
XX-large     144cm
XXX-large    152cm
XXXX-large   160cm
XXXXX-large  168cm



X-shot      70cm
short       74cm
Reguler     78cm
Long       82cm
X-long      86cm

となっているので、私のLarge Regularを例に取ると胴回り128cm、丈78cmとなります。


Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

上着の留め金はジッパー+ベルクロの作りになっています。


Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

腕の先端部分の絞りはベルクロで調節するようになっています。
ボタン式と違って柔軟に対応可能で、グローブをしたままでも行えます。

また、左腕部分にはペン二本を差し込めるペン差しが備えられています。


Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

ポケットは胸に二カ所、肩に二カ所、内側に隠しポケットの計五カ所に設置されています。

胸ポケットはボタン式になっています。


Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

両肩のポケットはパッチを貼り付けるベルクロの裏にあり、こちらはジッパーで
開け閉めする構造になっています。


Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

隠しポケットは左胸に当たる部分に備え付けられており、こちらもジッパー式です。

Molay製BDUはグローブを付けた状態でも即座に機能が使えるよう
ジッパーとベルクロを多用しており、非常に扱いやすい作りになっています。


Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

上着の胴回りに当たる内側にはある程度サイズ調整が可能になるベルトが装着されており
ボタン式で複数段階に調節が可能です。

どちらかというとサイズを広げるよりも締め込む方の調節なので、やや大きめのサイズを
買った際にこちらのベルトで微調整するという使い方になります。


Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

そしてMolay製品の最大の特徴が、両脇にジッパーで設けられた
ベンチレーション機能になります。

熱帯地方のインドネシアならではのアイデアで、これによって炎天下の状況でも
通気性を効果的に発する事で熱中症などの対策になっています。

日本でも既に同製品を使用している方によると夏場でも非常に涼しく、インナーも
通気性の良い物を吟味すると更に効果的との事です。


Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

続いて下のズボンになります。

装着しているベルトは私物のBlack Hawk製ピストルベルトです。


Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

背面はポケットが二つ見えるだけと非常にシンプルな作りでこの辺の使い勝手は
他のBDUと大差はありません。


Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

こちらにも裏にMolayタグが縫いつけられています。
サイズは上着と同じくLarge Regularでズボンの各種サイズは

腰回り

X-small      70cm
Small        80cm
Medium      90cm
Large       100cm
X-large      110cm
XX-large     120cm
XXX-large    130cm
XXXX-large   140cm
XXXXX-large  145cm



X-shot     100cm
short      106cm
Reguler    110cm
Long      114cm
X-long      118cm

となっています。


Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

腰のベルトループはピストルベルトのような幅広な物も使えるよう
大きめなサイズで作られています。


Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

ズボンの作りで非常に嬉しいのがボタン式ではなく、ジッパー式になっている部分です。
実際の軍用とは違い、サバイバルゲームで使用する場合にトイレへ行く際
即座に開閉が行えるのでここは素晴らしいと思いました。


Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

上着と同じく、こちらも内部のベルトでサイズ調整を行う事が出来ます。

サイズ次第ではここを引き絞る事で、ベルトが無くてもずり落ちを防ぐ事が可能です。


Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

ポケットは他の物と同じく片方に3点ずつ、計6カ所の作りになっています。

ヒップ部のポケットはボタン式ですが、両サイドのポケットはベルクロ式なので
即座に取り出したい物を入れる際に便利です。


Molay M.U.D製 Pencott Green Zone

足の絞りも腕の部分と同じくベルクロ式になっています。

紐で引き絞る方式だと結んでも解けたり、何かに引っかかる事もあるので
これは機能的な部分に感じました。


全体の機能として、既存のスタンダートなBDUをベースに各部へ独自の改良が入ったデザインで
グローブをしたままでも扱いやすいジッパーとベルクロを多用する他、熱帯地方ならではの
上着に設けられたベンチレーション機能などインドネシアから遠く離れた日本でも
十分通用する画期的な作りになっていると感じました。


今回は届いたばかりで時間が無かったため、実際の迷彩効果を確かめるフィールドテストは
後日に回したいと思いますが、各所で言われている高い迷彩効果など非常に期待が持てます。

また、国内でのMolay製品取り扱いは以前紹介したG-CODEホルスターも取り扱っている
S.B.Iが正規取り扱い店を務めており、そちらで購入が可能になっています。

Molay M.U.D製 Pencott Green Zone



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Posted by ハンク  at 00:13 │Comments(0)装備系インプレ

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