2014年06月01日

MAG製P90マグの給弾不良対策



今回、ご紹介するのは海外製メーカーMAGが製造しているスプリング給弾式の
P90用ハイキャパシティマガジンで、給弾不良を起こしやすいP90用多弾マガジンに代わり
スプリング給弾式で170発もの総弾数を実現した、P90使いにとって画期的なアイテムです。

しかし、先月初めに開かれた函館サバゲパーティーにおいてAR57へ装填して使ったところ
確実な給弾能力が売りの筈が、フルはおろかセミオートでも息切れを起こす有様だったので
抜本的な対策に乗り出しました。





まず、マガジン内でBB弾が吹き出すのを防ぐストッパーを加工する必要があるので
そちらの取り出し作業を行います。

取り出しにはマガジンを裏返して、実銃ならばマガジンリップとなる部分が蓋になっているので
ここを止めているネジを取り外せば、ストッパーを取り出せます。




これが問題のストッパー部分です。

一見、何も問題が無いように見えますが、上に突き出ているストッパー解放用の突起が
横に長く、傾斜も緩めになっているため銃本体へ装填した際、ストッパーが後退しきらず
内部でBB弾がスムーズに取り出せなくなっています。

そこで、このパーツの研磨加工を行います。




こちらが研磨した後のストッパーパーツです。

チャンバーとリンクする解放用の突起を前方、1mm程削り込んだ後に併せて
BB弾を押さえるリップの突起も同じ量だけ削り込んであります。

リップ部分は削るだけだと角張った角材のような形状になるため、ローダーなどで装填しやすいよう
先端に斜めのカットを入れておくことを忘れないでください。


これでストッパー側の加工は終了になります。


※追記

以上の加工だけでも特に問題はありませんが、切削量に対してストッパーの前進量が
やや足りてないので、気になる方はスプリング基部にある下へ突き出た突起も
若干削っておくとしっかり前進しきります。




こちらは給弾と関係はありませんが、マガジン側のマグキャッチとのリンク部分が突き出ているため
マガジン装填の際に干渉して入れにくいという問題もあります。

こちらはヤスリで削ってあげて、滑らかに入るようになれば十分です。


以上の小加工を行うだけでセミオートは勿論、フルオートでも問題なく給弾が追従します。

一本、一本加工を行う手間こそ掛かりますがP90やAR57をゲームで使用する際には
多弾マガジンに頼らずとも、安定した給弾能力のハイキャパマガジンが使えるようになります。





同じカテゴリー(カスタム関係)の記事画像
修理依頼品 東京マルイ製ステアーHC
修理依頼品 ARES Amoeba M4
ARES Amoeba M4-CCPカスタム
超A級スナイパーカスタム
S&T AR57 カスタム
カスタム業務、始めました
同じカテゴリー(カスタム関係)の記事
 修理依頼品 東京マルイ製ステアーHC (2014-10-23 00:26)
 修理依頼品 ARES Amoeba M4 (2014-09-27 22:19)
 ARES Amoeba M4-CCPカスタム (2014-09-17 01:57)
 超A級スナイパーカスタム (2014-07-31 23:06)
 S&T AR57 カスタム (2014-06-04 19:33)
 カスタム業務、始めました (2014-05-28 23:31)

Posted by ハンク  at 14:33 │Comments(2)カスタム関係

この記事へのコメント
初めましてm(_ _)m
10代の頃に初めてサバゲを経験し、昨年より約30年振りにサバゲを再開しました
現在はP-90TRを使用しており、ノーマルマガジン、前述のMAG製170連、マルイ製300連とマガジンを6本程所有している事から、長物はAR-57を考えており、間も無く購入予定の為、ハンク様のブログは大変に参考になりました。
一応、エンジニアリング系商社でサービスマンをしている事もあり、メカボの分解整備なども自己流ですが嗜んでおります。
今後とも是非拝見させて頂きたいと思います。
ガンスミスとして、今後ともご活躍されます事を願っております。
Posted by マサ at 2014年06月02日 21:31
この度は参考にしていただき、ありがとうございます(^^

今までは内輪や個人の銃をメインにカスタムを行っておりましたが
今後はガンスミスの一人として、より一層の邁進をしていきたいと思っております。
Posted by ハンクハンク at 2014年06月02日 23:29
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。