2014年07月31日
超A級スナイパーカスタム
今回は提携させて頂いているシューティングレンジBlue Target様からの依頼で
クラシックアーミー製スポーツラインシリーズ M16A4ベースに某スナイパー風カスタム
と言うことで製作を行いました。
まず、手始めに内部のメカボックス内部からチューンを開始します。
内部の純正ギアは東京マルイ製と非常に似通った作りとなっており、動力ケーブルも
16AWGクラスサイズのケーブルが使われており、グリスの質などもそのまま使う分には
問題ないレベルで組み上げられています。
また、ギアボックスのシリンダー先端が接触する部分にはピストンの打撃等による
応力集中で破断しないための逃がしが設けられた作りとなっており、意外に細かい部分で
工夫が入っています。
まずは純正の樹脂軸受けから金属製の軸受けへ交換を行います。
今回使用したのはZC Leopard製のオイルレスメタル6mm軸受けです。
軸受けの固着が完了したら内部の組み立てに入ります。
今回のギアボックスセッティング内容は
・レスポンス重視型セッティング
・アキュラシーセッティング
・オリジナルの2ステージトリガーカスタム
・サイレントカスタム
の4点で行い、内部のギアやピストンなどにもZC Leopard製を用いてチューンを行いました。
また、使用上問題ない箇所は純正部品のまま調整を行っています。
モーターはクラシックアーミー純正?のハイトルクモーターが使用されていましたが、数発の試射で
加熱が感じられ、バッテリーにも発熱が見られるなど燃費や電源への負荷に問題があったため
こちらを東京マルイ製EG-1000モーターへ交換し、同時に接点保護回路として
G.A.W製SBDを取り付けています。
また純正のグリップ自体にもモーター取り付け角に問題があり、更に内部のネジ穴に破損もあるため
VFC製A2タイプグリップへ交換、同時にモーター固定問題も解決し劇的にギアノイズが低減しました。
チャンバー部分には、純正のシステマタイプ一体式チャンバーからVFC製同軸調整式チャンバーへ
交換を行い、内部のHOPもL.D.F-HOPカスタムを行っています。
某スナイパーカスタムと言えば、業界2社から限定発売された特徴的なスコープマウントですが
さすがにあの形状を模倣することは出来なかったので、キャリングハンドルへのスコープマウント
形式とさせて頂きました。
限定発売されたモデルのマウント形式は原作漫画準拠ですが、こちらの形式は数年前に放映された
TVアニメシリーズに近い方式でもあります。
尚、搭載しているスコープは現在Leupold社の傘下となっているアメリカRED FIELD社の
3-12×44スコープで、こちらは試射調整用及び撮影用に装着しています。
もう一つの目を引く特徴として、A2タイプストックへ取り付けられた大型チークパッドですが
こちらは韓国TOYSTAR製M16シリーズに装着されている物を単品で入手出来たため
大幅に加工を行って取り付けてあります。
今回のカスタム作業で最も時間と労力を割いた部分でもあります(笑
ストック後端のバットプレート部はマルイ製のようにコンポーネントの開け閉めが可能で
内部のコネクタもT型と各種JSTタイプが利用可能な2way方式で製作を行っています。
こうしてM16A4某スナイパー風カスタムとして完成致しました。
出力もG&G製0.2g バイオBB弾使用時にHOP解除状態の初速が87m/s、そこから最大値を
引き出せるHOP状態の初速が89m/sと十分な出力で調整してあります。
また、こちらのカスタムガンもBlueTarget様にてレンタルガンとして陳列されるそうなので
お立ち寄りの際には是非試して頂ければと思います。
修理依頼品 東京マルイ製ステアーHC
修理依頼品 ARES Amoeba M4
ARES Amoeba M4-CCPカスタム
S&T AR57 カスタム
MAG製P90マグの給弾不良対策
カスタム業務、始めました
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