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Posted by ミリタリーブログ  at 

2012年05月27日

NOVEL ARMS製 TAC ONE 12424 IR



ノーベルアームズより販売されている光学機器で、エントリーモデルに位置づけられた
TAC ONEシリーズよりリリースされたショートライフルスコープです。

メーカーによると外観はシールズが使用しているライフルに乗せられたスコープを
モチーフに製作しているようで、安価なモデルとはいえ外観にも力を注いでいるそうです。




パッケージは日本で販売される光学機器では、余り見ないブリスターパックを使用しており
外箱を使わず極力コストを抑えていることが伺えます。

購入時に店員さんから聞いた話では当初、パッケージの封印には熱接着を
用いていたそうですが、それでは確認時に元に戻せなくなると言うことで
ある時期からホッチキス止めによる封印に変わったそうです。




内容は本体の他、最初から装着されているバトラーキャップ、イルミネーション用のボタン電池
のみとなっており、説明書などそのほかの付属品は皆無となっています。

なお、イルミネーションの電池は本体に装着されていないので点灯させる際には
付属の電池を入れる必要があります。
電池はCR2032を使用しています。




各種ダイヤルのデザインは東京マルイのショートイルミによく似ており
大きすぎず小さすぎずの操作しやすい作りになっています。

エレベーション、ウィンテージとも粘つくこともなくカチッとしたクリック感で
非常に回しやすく、イルミネーションダイヤルはやや粘るような抵抗がありますが
なにより、同じノーベル製のT-1ダットと比較して格段に回しやすかったです(笑

イルミネーションは赤のみの11段階調節が可能になっており、ここはマルイと比較して
差別化が図られた感じになっています。

尚、エレベーション&ウィンテージとも1クリック辺り1/4MOAで一周60クリック。
エレベーションが5回転+40クリック=340クリック、ウィンテージが
6回転+4クリック=364クリックとなり、1クリック1/4MOAなので単純に1/4すると
エレベーションが85MOA、ウィンテージが91MOAとなります。

1MOAとは100Mで29.1mmを指すので、各ダイヤルの最大クリック数から
各距離ごとの最大修正量を割り出すと・・・

エレベーション修正量

10M:24.7cm
20M:49.5cm
30M:74.2cm
40M:98.9cm
50M:123.7cm

ウィンテージ修正量

10M:26.5cm
20M:53.0cm
30M:79.4cm
40M:105.9cm
50M:132.4cm

以上が最大でとれる修正量となります。




もう一つエレベーション、ウィンテージに設けられた機能にバーニアスケールがあります。
これは現在、対象のダイヤルを何周回したか判別するための物ですが
思わぬ落とし穴がありました(汗

現在は目一杯エレベーションをあげた状態です。




今度は逆に目一杯締め込んでエレベーションを下げた状態ですが・・・
実際の回転量とバーニアスケールの目盛りが合っておらず、何本か
スケールが残ってしまいます。

ちなみにウィンテージダイヤルも同じような事が起きており、恐らくはコストダウンを図る上で
何かのチューブを流用して作ったため、この様な状態になったと思いますが
せっかくの機能なのにこうなってしまっているのは残念に感じました。




もう一カ所、気になったのがエレベーションノブを止めているネジですが
なんと片方の頭がつぶれてる上、更に緩んでました(滝汗

いくら安価なモデルとはいえ、これはマイナスポイントに感じます。




倍率調整のパワーダイヤルは1.2倍から4倍までの可変が可能になっており
デザインもギザギザのローレットが入っているなど、ナイトフォースを意識したような
作りになっています。

各種ダイヤルを操作しているときに気になったのですが、ウィンテージダイヤルを
目一杯締め込んだ状態だとパワーダイヤルが回らない不具合を発見しました。
一周ほどウィンテージダイヤルを緩めれば解消されましたが、コレは明らかな不具合です。




パワーダイヤルを操作中、3倍から4倍にズームする際に妙な抵抗を感じ
内部のカムを動かすネジを緩めたところ解消されました。
どうやらネジの寸法が微妙に長く内部で干渉していたようで、一端ネジを取り外し
ヤスリを用いて1mmほど短くした所ネジを締め込んでも抵抗が無くなりました。

先のエレベーションノブと言い、細かい部分で粗が目立っています。




接眼レンズ部分は視度調整が出来るようになっており、調整には一度
バトラーキャップを外す必要があります。
回転量はおよそ2周+αとなっています。




レンズは接眼、対物ともにグリーン系のコーティングが施されています。
メーカーによるとグリーンマルチコーティングとのことです。



(※画像クリックで大きなサイズの画像が開きます)

1.2倍時のスコープ内視界です。
レティクルはミルドット仕様とのことで、中央部分のレティクルがポストから独立した
デザインになっています。

この手の低倍スコープに付きものの、収差が取りきれないことによる像の歪みがあり
この辺りは倍率を2倍辺りにすることで解消されます。
(像の歪みは手前に写っている格子を見ると分かりやすいかと思います。)



(※画像クリックで大きなサイズの画像が開きます)

続いて最大の4倍にしたときの視界です。
視界左下に緑色の反射が写っていますが、これはフレアではなく後方の光源が
写り込んだものになります。

低倍時も感じましたが、視野の明るさや解像度など価格に対して光学性能が優秀で
巷で言われるマルイのショートイルミより優れていると言う話にも納得がいきます。



(※画像クリックで大きなサイズの画像が開きます)

イルミネーションを起動させた状態です。
日中の撮影のため、わかりやすいよう最大点灯させていますが滲みや反射は
感じられず、非常にクリアな発光になっています。




装着例として自前のAR15系に乗せてみた状態です。
ライフルスコープと比較して幾分か小降りなので、カービンサイズのオートとも相性が良く
スッキリとした外観になります。

スコープその物も1万円で買える物としては非常に性能が良く、使い勝手の良い印象を
受けましたが細かい部分での粗も多く、悪くはないが良くもないと言う具合でした。


スペックデータ

価格:¥12,390(税込み)
全長:263mm(本体全長)
重量:393g(本体重量)
アイリリーフ長
1.2倍時:80mm~130mm
4.0倍時:80mm~110mm
射出瞳径
1.2倍時:14mm 外周にリング状及び左右に四角形の反射有り
4.0倍時:8mm 全反射
FoV:不明
コーティング:グリーンマルチコーティング
修正量:エレベーション、ウィンテージ共1クリック1/4MOA
エレベーション最大修正量:85MOA
ウィンテージ最大修正量:91MOA
レティクル:Mil Dot  

Posted by ハンク  at 21:20Comments(0)光学サイトインプレ

2012年05月12日

BEST GUN製MRP 再生計画③



前回の記事から随分と間が開いてしまいましたが、やっと一区切りの所まで作業が進んだので
再生計画再開となります。




以前までのおさらいとして再生計画中、最大の難所である無惨にも固定用のリブなどが
全て削り落とされたアッパー…

手持ちの工具や素材を使って修復を試みましたが、どれも上手くいかず
半場諦め掛けていましたが、5月のGW中に青森まで行く用事が出来、ダメ元で
ガンスミスエンジニアの石岡さんに相談を持ち掛けたところ・・・




なんと、爪が復活しました・・・

石岡さん曰く、幸いにもアッパー後端の肉厚があったおかげでギリギリネジを打つことが
可能だったため、打ったネジをアンカーに強力なパテを用いて爪の作り直しが出来ました。

作業中のやりとりはチョロッとツイッターでも書いてましたが完成後、当事者の私は
テンションだだ上がりでした(笑




もう一つ重要な加工に、純正以外のチャンバー移植があります。

元々BESTGUN製のMRPは初期型のメタルフレームを使用する設計のため
現在主流のシステマ型メタルチャンバーではなく、給弾部分とチャンバーが独立した
いわばマルイ純正の従来型M16A2やM4A1の様な構造の物を使用しています。

理由は後述しますが、今回はMADBULL製チャンバーをベースにMRP用チャンバーを
自作してみました。
主な加工のポイントは

・左右の水平リブの切り落とし
・HOPレバーが収まる上部のリブ形状調整
・現物合わせによる研磨加工(笑

を行っています。




アウターにチャンバーを組み込んだ状態です。
MRPアウターバレルのチャンバー基部は、純正チャンバーに設けられた上下のリブで
水平出しをする作りになっているので、まずは干渉する水平リブを削り落としています。

さらにもう一点、重要な部分がチャンバーの上部リブが当たる箇所の切り込みが浅く
システマ型のダイヤル式チャンバーでは、HOPレバーのリターンスプリングが干渉するため
この部分の全長が短いドラム式のMADBULLチャンバーを利用しています。

ただし、この部分はフライス盤などを用いれば容易に汎用チャンバーに合わせた
加工が可能であると思います。




外したパーツを取り付け、チャンバーを組み込んだところ問題なく内部で固定され
試しに指でチャンバーを動かそうとしたところ、ビクともしませんでした。

チャンバーの固定には、通常のスプリングによる固定が出来ないためアウター内部に
インナーバレル外径とほぼ同寸のスプリングを仕込み、メカボ側へ押しつけるようしています。




組み上げた後、グリップの取り付けやストックを交換してお色直ししてみました。

今後の運用はセミオートライフルとして活用する予定ですが、まだMRP用の
スコープやマウントなどを用意していないので、早めに確保して取り付けたいと思います(笑  

Posted by ハンク  at 00:50Comments(0)カスタム関係